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安楽寺 令和7年7月の言葉

  • 執筆者の写真: 清浄山 安楽寺(大阪府茨木市)
    清浄山 安楽寺(大阪府茨木市)
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

 半年が過ぎ去りました。今年の梅雨の季節もいつの間にか、終わったようです。またいつものように、この過ぎ去った半年を振り返ると、そのうちその内やりましょう、というようなことが、山積しております。生まれながらの不精な私が、ため息ばかり出てくるような状態です。やれたことは半分。あと半分は何とか今年のうちにやればよい、という考えが、ふと私の頭がそちらのほうに、向いてしまいます。必ず、今のうちに少しづつでもやっとけば、何とかなるでしょう。という有様です。

 せんだって享年101歳、行年100歳になられたある女性の方のお葬式がありました。ご自宅へ午後11時頃、臨終勤行枕経に伺いました。その時は涙ぐんでおられる方はいらっしゃいませんでした。しかし、お葬式が終わり、最後のお別れの時は、目を赤くしたお方がたくさんいらっしゃいました。いくら享年101歳でも、そこのご家族にしてみれば悲しさがどっと出てきたのでしょうか。まだお元気な時を知っている私にしてみれば、なんと品のいいお方だなあと思う事しきりでございました。その姿を思い出すたびに、私にもジーンときたものがありました。

 大正14年生まれで、その方の青春は怒濤(どとう)のように苦あり楽ありの生活だったのでしょう。さようならT子様と、強く思ったことでした。

 毎年、7月から8月の終わりまで、全国のあちらこちらで、太平洋戦争の犠牲になられた方々の追弔会があります。本当に良く考えて、今度の参議院選挙の投票に臨みたいと思うこと、しきりでございます。

合掌



ロウソクのの火

灯火をつなぐ時

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