先日、インターネット内の講義で、工学者の武田邦彦氏のお話しを聞いておりましたら、興味深い一説がありました。日本社会のこれからの事です。「親の因果が子に報い...。」というものです。戦前から現在までの日本の歩みと、その後の世代的視点です。
特に経済的な観点ですが、今後は、日本の国が貧困国になる可能性を説明されていました。現在の経済的縮小を、日頃、耳にすることも多いと思いますが、今の時点で、全うな理論上の経済成長モデルから外れている上に、次の世代(今の10〜40代)が、理想的(成長に必要な理論計算値)な成長を遂げられなかった場合には、貧困国(その概念内に入る)になる可能性が高い、との説明です。
色々と考えさせられる話しでした。そうなれば、日本の様々なカタチが変わるのでしょう。人の心の在り方も相対変化を生じるでしょう。
変えてはいけないもの。変えたくないもの。それも色々あると思います。それは守るべきもので、「がんばらなければならない」ものなのでしょう。今こそ、死生観に根付いた、その地域感性(愛着)は、見直されるべきものなのかもしれません。「郷土」とは、人を育む基であり、生物としての「巣」なのではないかと感じます。
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