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  • 執筆者の写真清浄山 安楽寺(大阪府茨木市)

安楽寺の周辺環境

更新日:2019年9月9日

 当寺のある茨木市太田という地域は、古くから開けており、平安時代末には古文書にも現れます。また、当寺の近くには、太田茶臼山古墳(継体天皇陵に治定)や太田廃寺跡があり、この寺跡は出土した瓦などからして、飛鳥時代末か奈良時代の頃の寺と推定されています。中臣氏の氏族太田連(おおだのむらじ)の氏寺と考えられています。そうすると、1300年くらい前です。


しかし、1960年(昭和35)から東芝の工場や中央倉庫などの大型施設が誘致され、大開発が行われました。時の流れで、それらも2008年(平成20)で閉鎖となり、その後、その跡地が再び開発されています。

 ここは、関西イノベーション国際戦略総合特区に指定され、住居、商業施設、医療福祉施設、教育施設などが建設される予定です。今は、追手門学院が先んじて開学しています。今は初期段階ですが、日々工事も進んで、建物が増えてきています。


当寺の興りは、元亀元年(1570)ですから、戦国時代です。その頃から現在まで時を重ね、移ろいと共にあります。そう思うと、凄いものです。江戸時代中期(1735年(享保20))に再建された本堂は、もし、人間のように感情があるなら、どう感じることでしょうか?


変わらぬものはやはり「人」ですよね。「人」のためにあるものです。


合掌




開発が進む東芝の工場跡地

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